ザーサイ買ってあげる

「これ多分貴方のあのパソコン入れ引きずった後。消えない」

f:id:hihiunamu0408:20210126232626j:image

「う。ごめん。消す方法模索します」

「賃貸だから今度から気をつけてね・・・」

「ごめん」

 

しばらくして

 

「色々試したら遠目だと分からないくらいになった!」

「スゴイ!!!!!天才!!!!!」

「えへ」

「ザーサイ買ってあげる」

「やったー!」

いま新宿ついたところ

「遅れないようにね」

「うん 親?めちゃくちゃ確認してくる」

「ギリギリに着いたらダメよ」

「はいはい」

「戸締りしたか?」

「したよ〜 歯磨いてる」

「13分で着いちゃうから余裕か」

「うん もう家出た」

「ちゃんと電車乗れる?」

「24歳だから大丈夫」

「心配」

「乗れないって言ったら

 迎えにきてくれるんですかあ」

「うん いま新宿ついたところ」

最近、新しく好きな曲ができることが少なくなった。

最近、新しく好きな曲ができることが少なくなった。

大学生の頃までは友達やバイト先の先輩に、オススメの曲をカツアゲして、自分が初めて見つけた人間だと言わんばかりに、得意げにプレイリストに詰め込んでいた気がする。

新しいものを受け入れなくなるというのは老化の一つの兆候と聞いたことがある。

老化を憂うなんてまだまだ早い。上の世代の特権を奪ってしまわぬように、どうにか若さを保ちたいものです。

ただ、一つ言えるのは、新しく好きな曲ができることが少なくなったのには、どうやら別の原因もあるらしく。

ある一つのジャンルにあたる曲が胸に響かなくなったようだ。

その死にジャンルとはずばり、失恋ソング。

昔は、失恋期間だろうが、そうじゃなかろうが、失恋ソングの名曲たちを聴いてあまり意味のない感傷に浸っていたと思う。

しかし今は、どうやら響かないらしい。

ドレスコーズの「スーパー、スーパーサッド」。

最近知った曲だ。

「歌にはふたつあってそれはぼくも知らない歌とただただきみとの日々を思い出すためだけの歌」

とんでもない詩だと思う。

バイブルになり得た曲だ。

でも、今の僕にはどうということもない。

どうということもないんです。

幸せだからだと思います。

どうか、この曲を聴きながら感傷に浸る日々を与えないでください。

やはり、そのためにも若さを保たなくては。

もちろん、年老いたことを理由に、僕を嫌うようになるような人ではないと存じてますけど。

もうすぐ記念日ですね。

重いと思ったけど焼肉食べたい気がしてきた

明日、昼ごはんを一緒に食べることにした。

なにを食べるか決めなくてはいけない。

 

好きな女の子「昼間っから焼肉は贅沢ですか 

ここの厚切りたんステーキが食べてえの」

僕「ぐぬぬ いくか」

好きな女の子「ぐぬぬってしたから違うのにします」

僕「おっと」

好きな女の子「うーん」

僕「ムムム」

好きな女の子「何が食べたいのですか」

僕「重いと思ったけど焼肉食べたい気がしてきた」